台風でも戦争でも出社する日本人

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9月9日未明から巨大台風が首都圏を直撃し、通勤に多大な影響が出たようです。
 

ネットニュースでこの写真を見て驚愕しました。駅が混雑していることはなんとなく想像できましたが、まさか駅の外まで溢れ出してここまでの行列を作っているとは・・・
 
そしてこんな意見が見られました。
 
「会社に顔を出すことが目的になってしまっている日本人サラリーマンの悲しい性。生産性ではなく、会社にいるかいないかが大問題」

「会社でどんな仕事をするかは重要ではない、会社に行くことが重要なのだ。とにかく顔を出せの精神。会社まで到着してしまえばあとはもうどうでもいい。」
 
 
ほんとにその通りだと思いました。多くの日本人自身が自覚していることでもありますが、残業もこれと同じです。毎日遅くまで残業しているのも、上司や同僚に付き合い残業すること自体が目的であり、何をしているかは重要ではないのです。

こうした状況に不満や疑問を頂きつつも、自分もまた、他人へ我慢大会に参加することを要求し、もし他の人が残業せず台風の日に出社しなければ、「俺が残業してるのにお前はもう帰るのか」「俺が出社してるのに、お前は台風が来たくらいで休むのか」と思ってしまうものなのです。
 
 
日本人の生産性が先進国の中で際立って低いというのはよく知られた事実ですが、生産性が低いとはどういうことか。それは、行動が合理的ではないということです。

台風の日に2時間も3時間も暑い中行列に並び、電車を待つという行動は合理的ではありません。そのような行動が出世の可否に結び付くとしたら、それは日本の社会そのものが合理的ではないからです。会社が積極的に社員に対して休むか半休をとるように呼びかける、もしくはルールを作るべきです。

個人が自分の判断で休みをとって周りから白い目で見られるようなら、そんな会社は自分から辞めるべきです。まあもっとも、そういうタイプの人はえいらんずのように海外に出ている人も多いと思います。
 
タイでは雨が降っただけで学校を休む生徒はたくさんいるし、雨を理由に会社に遅刻してくる社員も珍しくありません。こっちでそのようなタイ人の行動はよく笑い話になりますが、台風でも出社する日本の状況は笑えないです。
 
ただ、ヤフーニュースのコメント欄などを見る限り、これを異常な状況であると指摘する声、それに賛同する人は多いようです。電通社員の自殺をきっかけに働き方改革と称して時短の動きが広がったように、今回の件もこれをきっかけに台風や災害時の出社について見直される可能性が高いのではと思っています。

eiranzu

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